ゲーミングノートPCはやめとけ!買うな、後悔する前に知るべき7つの罠

やめとけ

ゲーミングノートPC、高性能で持ち運べて、とっても魅力的ですよね。どこでも好きなゲームが楽しめるなんて、想像しただけでワクワクしちゃいます。

でも、インターネットで「ゲーミングノートPC」と検索すると、「やめとけ」「後悔した」「買わない方がいい」といったネガティブな言葉もちらほら…。これって、本当なのでしょうか?

この記事では、ゲーミングノートPCの購入を考えていらっしゃる学生さんや社会人の皆さんに向けて、なぜ慎重になった方が良いのか、その理由を一つひとつ、詳しく、そして分かりやすく解説していきたいと思います。決してゲーミングノートPCの全てを否定するわけではないんですよ。ただ、知っておいてほしいことがあるんです。

この記事でお伝えしたいこと

  • ゲーミングノートPCの基本的な特徴と、一般的なノートPCとの違い
  • なぜゲーミングノートPCの購入を「やめとけ」と言われるのか、具体的な7つの理由
  • それでもゲーミングノートPCを選びたい場合に後悔しないための注意点と賢い選び方
  • ゲーミングノートPC購入で失敗しないための最終チェックポイント
  1. ゲーミングノートPCってどんなパソコン? その魅力と注意点
    1. ゲーミングノートPCの定義と特徴
    2. 一般的なノートPCとの違いは?
    3. 魅力的に見えるけど…潜むデメリット
  2. ここが問題!ゲーミングノートPCはやめた方がいい7つの理由
    1. 【理由1】価格が高すぎる! 同性能デスクトップPCとの比較
    2. 【理由2】排熱問題が深刻! 性能低下と騒音のリスク
    3. 【理由3】拡張性・修理が絶望的! 将来性が低い現実
      1. 拡張性の低さ
      2. 修理の難しさと高コスト
    4. 【理由4】バッテリーが持たない! 持ち運びの利便性はどこへ?
    5. 【理由5】画面とキーボードに妥協点が多い
      1. 画面サイズの限界
      2. キーボードの制約
    6. 【理由6】意外と重くてかさばる! 持ち運びの幻想
    7. 【理由7】トータルコストパフォーマンスが悪い!
  3. それでもゲーミングノートPCを選びたいあなたへ – 後悔しないためのチェックポイント
    1. 本当にゲーミングノートPCが必要な人とは?
    2. 賢いゲーミングノートPCの選び方5つのコツ
      1. 1. 冷却性能を最重視する
      2. 2. 用途に合ったスペックを見極める
      3. 3. ディスプレイの品質をチェック
      4. 4. キーボードの使用感を確かめる
      5. 5. 保証とサポート体制を確認する
    3. 中古のゲーミングノートPCはアリ?注意すべき点
  4. 【総括】ゲーミングノートPC購入で後悔しないために – やめた方がいい理由の再確認

ゲーミングノートPCってどんなパソコン? その魅力と注意点

まずはじめに、「ゲーミングノートPC」がどういうものなのか、簡単におさらいしておきましょうか。

すでにご存知の方も多いかもしれませんが、大切なポイントなので、一緒に確認していきましょうね。

ゲーミングノートPCの定義と特徴

ゲーミングノートPCとは、その名の通り、快適にPCゲームを遊ぶために設計されたノートパソコンのことです。

普通のノートパソコンと比べて、特に「グラフィック処理能力」が格段に高いのが特徴なんですよ。

美しい3Dグラフィックスのゲームや、動きの速いオンラインゲームなどをスムーズに楽しむためには、このグラフィック処理能力がとっても重要になってくるんです。

そのために、高性能なCPU(中央処理装置)やGPU(グラフィックス処理ユニット)、大容量のメモリ、高速なストレージ(SSDなど)が搭載されていることが多いんですね。

キーボードが光ったり、画面のリフレッシュレートが高かったりするのも、ゲーミングノートPCならではの特徴と言えるかもしれません。

リフレッシュレートとは、1秒間に画面が何回更新されるかを示す数値です。これが高いほど、映像が滑らかに見えるんですよ。

一般的なノートPCとの違いは?

一般的なノートPC、例えば大学のレポート作成や会社の事務作業で使うようなノートPCと、ゲーミングノートPCの一番大きな違いは、やはり「性能」、特にゲームを快適に動かすための性能です。

具体的には、以下のような点が挙げられます。

  • グラフィックボード(GPU)の有無・性能:ゲーミングノートPCには専用の高性能GPUが搭載されていますが、一般的なノートPCはCPU内蔵のグラフィック機能(比較的性能が低い)であることが多いです。
  • CPUの性能:ゲームはCPUにも高い処理能力を求めるため、高性能なCPUが搭載される傾向にあります。
  • 冷却性能:高性能なパーツはたくさんの熱を出すので、それを冷やすための強力な冷却ファンやヒートパイプが備わっています。
  • 価格:高性能なパーツをたくさん使っているので、どうしても価格は高めになってしまいます。
  • デザイン:派手なデザインやLEDライティングが施されているモデルも多いですよね。

持ち運べるという点は共通していますが、中身はかなり違う、ということなんです。

魅力的に見えるけど…潜むデメリット

「高性能なパソコンが持ち運べるなんて、最高じゃない!」って思いますよね。確かに、その点は大きな魅力です。

大学の友人宅で集まってゲーム大会をしたり、出張先でも空き時間に本格的なゲームを楽しんだり…そんなことができるのは、ゲーミングノートPCならではかもしれません。

でも、その魅力の裏には、いくつか知っておいてほしいデメリットも隠れているんです。

これから、そのデメリットについて、詳しくお話ししていきますね。もしかしたら、「えっ、そうなの?」と驚かれることもあるかもしれません。

「じゃあ、どんなデメリットがあるの?」って気になりますよね。次の章で、具体的な理由を7つ、じっくりとご説明しますので、ぜひ読み進めてみてください。

ここが問題!ゲーミングノートPCはやめた方がいい7つの理由

さあ、ここからが本題です。なぜ多くの方がゲーミングノートPCに対して「やめとけ」「後悔した」と感じてしまうのか、その具体的な理由を7つ、詳しく解説していきますね。

もちろん、全ての人に当てはまるわけではありませんが、購入を検討されているなら、ぜひ知っておいてほしいポイントばかりです。

【理由1】価格が高すぎる! 同性能デスクトップPCとの比較

まず、多くの方が最初に直面するのが、価格の問題です。

ゲーミングノートPCは、同じくらいのゲーム性能を持つデスクトップPCと比較すると、かなり割高になってしまう傾向があるんです。

例えば、あるゲームを快適に遊べる性能のグラフィックボード(GPU)とCPUを搭載したモデルを考えてみましょう。

項目ゲーミングノートPCデスクトップPC(BTOなど)
想定価格帯(ミドルレンジ)約18万円~30万円約12万円~20万円
想定価格帯(ハイエンド)約30万円~50万円以上約20万円~35万円以上

※上記はあくまで目安であり、パーツ構成や時期によって変動します。

もちろん、ノートPCにはディスプレイやキーボードが一体になっているというメリットはありますが、それを考慮しても、純粋な処理性能に対するコストパフォーマンスでは、デスクトップPCに軍配が上がることがほとんどなんです。

限られた予算の中で、できるだけ高性能なゲーミング環境を手に入れたい、と考えるなら、この価格差は大きな悩みどころですよね。

「同じお金を出すなら、デスクトップPCならもっと上のスペックが狙えたのに…」なんてことになりかねないんです。

特に学生さんのように予算が限られている場合、この価格差は本当に大きな問題ですよね。慎重に考えたいポイントです。

【理由2】排熱問題が深刻! 性能低下と騒音のリスク

ゲーミングノートPCが抱える大きな課題の一つが、排熱問題です。

高性能なCPUやGPUは、たくさんの電気を消費し、その分、たくさんの熱を発生させます。これは物理の法則なので、避けられないことなんですね。

デスクトップPCなら、大きなケースの中に空間的な余裕があり、大型の冷却ファンや効率的なエアフローを確保しやすいのですが、ノートPCは薄くて小さいボディに高性能パーツを詰め込んでいます。

そのため、どうしても熱がこもりやすくなってしまうんです。

メーカーさんも冷却には工夫を凝らしていて、高性能なファンやヒートパイプを搭載していますが、それでも限界があります。

そして、この熱が問題を引き起こすことがあるんです。

  • サーマルスロットリングによる性能低下:PCパーツは、熱くなりすぎると故障を防ぐために自動的に性能を落とす機能(サーマルスロットリング)が働くことがあります。
  • つまり、せっかくの高性能も、熱によって十分に発揮できない可能性があるんです。ゲーム中に急にカクついたり、動作が重くなったりするのは、これが原因かもしれません。
  • ファンの騒音:高負荷時には冷却ファンが全力で回転するため、かなりの騒音が発生することがあります。「ゴーッ」という音が気になって、ゲームに集中できない…なんてことも。
  • 特に、静かな環境で使いたい方や、ボイスチャットをしながらゲームをする方にとっては、大きなストレスになるかもしれませんね。
  • 本体の熱さ:長時間ゲームをしていると、キーボード面や底面がかなり熱くなることがあります。低温やけどの心配や、単純に触っていて不快に感じることもあります。

実際に使っている方からは、こんな声も聞かれます。

「夏場にゲーミングノートで遊んでたら、ファンの音がすごくてヘッドホン必須だった。しかもキーボードの上の方が熱くて触れないくらいになったよ…」

高性能を維持するためには冷却が不可欠ですが、ノートPCの小さな筐体では、そのバランスを取るのが非常に難しい、ということなんですね。

【理由3】拡張性・修理が絶望的! 将来性が低い現実

パソコンを選ぶ上で、将来のアップグレードや万が一の故障時の対応も気になるところですよね。

この点で、ゲーミングノートPCはデスクトップPCに比べて圧倒的に不利と言わざるを得ません。

拡張性の低さ

デスクトップPCであれば、数年後に「もっと新しいゲームを快適に遊びたいな」と思ったら、グラフィックボードだけを新しいものに交換したり、メモリを増設したり、CPUをより高性能なものに載せ替えたり、といったパーツ単位でのアップグレードが比較的簡単に行えます。

ところが、ゲーミングノートPCの場合、CPUやGPUといった主要なパーツは、マザーボードに直接はんだ付けされている(オンボード)ことがほとんどなんです。

そのため、これらのパーツを後から交換することは、実質的に不可能と言っていいでしょう。

メモリやストレージ(SSD/HDD)の増設・交換ができるモデルもありますが、それ以外の部分、特にゲーム性能に直結するGPUのアップグレードができないのは、大きなデメリットです。

つまり、購入した時点での性能が、そのノートPCのほぼ上限となってしまうんです。数年後、より高性能が求められるゲームが出てきたとき、PCごと買い替えるしか選択肢がなくなってしまう可能性が高いんですね。

「買ったときは最新だったのに、もう新しいゲームが重い…でも買い替えるしかないの?」というのは、とても悲しいですよね。

修理の難しさと高コスト

万が一、ゲーミングノートPCが故障してしまった場合も、問題は深刻です。

パーツが高度に集積されているため、特定の部品だけを交換するというのが難しく、マザーボードごと交換といった大掛かりな修理になることが多いんです。

そうなると、修理費用も高額になりがちです。場合によっては、新しいPCが買えてしまうくらいの費用がかかることも…。

また、メーカー保証期間が過ぎてしまうと、修理自体を断られてしまうケースも考えられます。

自分で分解して清掃したり、簡単なパーツ交換をしたりするのも、デスクトップPCに比べてはるかに難易度が高いです。下手をすると、さらに壊してしまうリスクもありますから、おすすめできません。

長く使いたい、自分でメンテナンスもしてみたい、という方にとっては、この拡張性と修理の問題は、非常に大きなネックになるのではないでしょうか。

【理由4】バッテリーが持たない! 持ち運びの利便性はどこへ?

ノートPCの最大の魅力は、なんといっても「持ち運べる」ことですよね。コンセントがない場所でも使えるのが便利です。

でも、ゲーミングノートPCの場合、この「バッテリー駆動時間」が期待外れに終わることが多いんです。

高性能なCPUやGPUは、先ほどお話ししたように多くの熱を出すと同時に、たくさんの電力を消費します。

そのため、いくら大容量のバッテリーを搭載していても、本格的にゲームをプレイすると、あっという間にバッテリー残量が減っていってしまうんですね。

メーカーが公表しているバッテリー駆動時間は、多くの場合、比較的負荷の軽い作業(ウェブ閲覧やドキュメント作成など)を想定したものです。

実際にゲームをプレイすると、その公称値の半分どころか、1~2時間程度しか持たないということも珍しくありません。

「カフェでちょっとゲームしようと思ったら、1時間も経たずにバッテリー切れ警告が出て焦った。結局、ACアダプターがないと不安で持ち出せない…」

これでは、せっかくの「ノートPC」としての利便性が大きく損なわれてしまいますよね。

結局、ACアダプターを常に持ち歩き、コンセントのある場所でしかまともにゲームができない…ということになりがちです。

そして、ゲーミングノートPC用のACアダプターは、高性能な分、一般的なノートPCのものより大きくて重いことが多いんです。これも、持ち運びの負担を増やしてしまいます。

「どこでもゲームができる!」という夢は、意外とあっさり打ち砕かれてしまうかもしれません。

バッテリー性能を重視するなら、ゲーム以外の用途(動画視聴や軽い作業)でどれくらい持つか、という視点も大切ですが、ゲーミング用途での期待は禁物です。

【理由5】画面とキーボードに妥協点が多い

ゲーミングノートPCは、本体にディスプレイとキーボードが一体化しているのが特徴ですが、これが逆に妥協点になってしまうこともあります。

画面サイズの限界

ノートPCである以上、画面サイズには物理的な制約があります。主流は15インチ前後、大きくても17インチ程度でしょうか。

もちろん、このサイズでもゲームを楽しむことはできますが、大画面の迫力を求める方にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。

デスクトップPCなら、24インチや27インチ、あるいはそれ以上の大型モニターを自由に選べますし、デュアルモニター環境なども構築しやすいですよね。

「せっかくの美麗なグラフィックも、小さい画面じゃ魅力半減だよ…」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

外部モニターに接続すれば解決はできますが、それなら最初からデスクトップPCで良かったのでは?という話にもなりかねません。

キーボードの制約

キーボードも、好みが分かれる部分です。

ゲーミングノートPCのキーボードは、薄型化のためにキーストローク(キーを押したときの深さ)が浅めだったり、キー配列が特殊だったりすることがあります。

また、デスクトップ用の高級なゲーミングキーボードに比べると、打鍵感や反応速度で見劣りするかもしれません。

もちろん、最近のゲーミングノートPCはキーボードにもこだわったモデルが増えていますが、それでも「自分のお気に入りのキーボードを使いたい!」という方にとっては、選択の自由がないのはデメリットです。

こちらも外部キーボードを接続すれば解決できますが、そうなるとノートPCの手軽さが失われてしまいますよね。</マウスも別途必要になることが多いですし。

画面の大きさや見やすさ、キーボードの打ち心地というのは、ゲームの快適さに直結する部分ですから、妥協が必要になるかもしれない点は、よく考えておきたいですね。

【理由6】意外と重くてかさばる! 持ち運びの幻想

「ノートPCだから、気軽に持ち運べるはず!」そう思っていませんか?

確かに、デスクトップPCに比べれば持ち運びは可能です。でも、ゲーミングノートPCは、一般的な薄型軽量ノートPCとは別物と考えた方が良いかもしれません。

高性能なパーツを搭載し、しっかりとした冷却機構を備えているため、本体だけでも2kgを超えるモデルが多く、中には3kg近いものもあります。

さらに、先ほどお話ししたように、バッテリーがあまり持たないので、ACアダプターも一緒に持ち運ぶ必要が出てきます。

このACアダプターが、また大きくて重いことが多いんです。500g~1kg程度のものも珍しくありません。

つまり、本体とACアダプターを合わせると、総重量で3kg~4kg近くになることも覚悟しなければならないんです。

これを毎日カバンに入れて持ち運ぶのは、学生さんにとっても、社会人の方にとっても、かなりの負担になるのではないでしょうか。

「ゲーミングノート買ったけど、重すぎて大学に持っていくの諦めた。家専用機になってる(笑)」

「持ち運べる」ことと「気軽に持ち運べる」ことは、イコールではないんですね。

購入前に、実際に店頭で重さを確認したり、自分が普段使っているカバンに入るか、持ち運ぶシーンを具体的に想像してみたりすることが大切です。

「たまに実家に帰るときに持っていければいい」くらいなら許容できるかもしれませんが、「毎日持ち歩きたい」というニーズには、あまり向いていないかもしれません。

【理由7】トータルコストパフォーマンスが悪い!

これまでお話ししてきた理由を総合的に考えると、ゲーミングノートPCはトータルでのコストパフォーマンスがあまり良くない、と言えるかもしれません。

初期費用が高いだけでなく、

  • 熱による性能低下のリスク
  • アップグレードがほぼ不可能で将来性が低いこと
  • 故障時の修理費用が高額になる可能性
  • バッテリー持ちが悪く、ACアダプターが必須なことによる携帯性の低下
  • 画面やキーボードに妥協が必要な場合があること

といったデメリットを抱えています。

もちろん、「どうしても省スペースで高性能な環境が必要」「頻繁に拠点が変わる生活をしている」といった特定のニーズには応えてくれます。

しかし、多くの方にとって、「ゲームを楽しむ」という目的を達成するためには、デスクトップPCの方がより少ない投資で、より快適で、より将来性のある環境を構築できる可能性が高いのです。

ゲーミングノートPCの購入を検討する際は、「本当にノートPCでなければならないのか?」という点を、もう一度じっくり考えてみることを強くおすすめします。

もしかしたら、少し視点を変えるだけで、もっとあなたに合った選択肢が見つかるかもしれませんよ。

それでもゲーミングノートPCを選びたいあなたへ – 後悔しないためのチェックポイント

ここまで、ゲーミングノートPCのデメリットを中心にお話ししてきましたが、「それでも、やっぱりゲーミングノートPCが欲しい!」という方もいらっしゃると思います。

例えば、お仕事で頻繁に出張があって、その移動先でもゲームを楽しみたい方や、お部屋のスペースが限られていてデスクトップPCを置くのが難しい方など、ゲーミングノートPCが最適な選択となるケースも、もちろんありますよね。

そこでこの章では、そういった方々が後悔しないために、ゲーミングノートPCを選ぶ際の注意点や、賢い選び方のコツについてお話ししたいと思います。

本当にゲーミングノートPCが必要な人とは?

まず、ご自身が本当にゲーミングノートPCを必要としているのか、もう一度確認してみましょう。

以下のような状況に当てはまる方は、ゲーミングノートPCが有力な選択肢になるかもしれません。

  • 頻繁に場所を移動する必要がある:出張が多い社会人の方、実家と下宿先を頻繁に行き来する学生さんなど、複数の拠点でゲーム環境を維持したい場合。
  • 設置スペースが極端に限られている:ワンルームにお住まいで、デスクトップPCとモニターを置くスペースを確保するのが難しい場合。
  • LANパーティーなどに頻繁に参加する:友人の家に集まってゲームをする機会が多いなど、PC本体を持ち運ぶ必要がある場合。

ただし、これらの場合でも、「年に数回持ち運ぶ程度」であれば、小型のデスクトップPC(Mini-ITXケースなど)とモバイルモニターという選択肢も考えられます。

「なんとなく持ち運べた方が便利そうだから」といった漠然とした理由で選ぶと、後で「やっぱりデスクトップにしておけば良かった…」と後悔する可能性が高いので、注意が必要ですよ。

ご自身のライフスタイルやゲーム環境を具体的に想像して、「ノートPCである必然性」があるかどうか、じっくり考えてみてくださいね。

賢いゲーミングノートPCの選び方5つのコツ

「よし、私はゲーミングノートPCが必要だ!」と決めたなら、次は賢い製品選びが大切です。

数多くのモデルの中から、自分に合った一台を見つけるためのコツを5つご紹介しますね。

1. 冷却性能を最重視する

何度も触れてきましたが、ゲーミングノートPCにとって冷却性能は生命線です。

どんなに高性能なCPUやGPUを搭載していても、冷却が追いつかなければ宝の持ち腐れになってしまいます。

製品のスペック表だけでは分かりにくい部分なので、購入前には必ず、専門サイトのレビュー記事や動画をチェックしましょう。

実際にゲームを高負荷で動かしたときのCPU・GPU温度や、ファンの騒音レベル、サーマルスロットリングの発生状況などを確認することが重要です。

冷却機構に工夫が凝らされているモデル(大型ファン、ベイパーチャンバー、液体金属グリス採用など)を選ぶと良いでしょう。

2. 用途に合ったスペックを見極める

「どうせなら最高スペックのものを!」と思いがちですが、本当にそこまでの性能が必要か、一度冷静に考えてみましょう。

主にプレイしたいゲームの種類や、求める画質・フレームレートによって、必要なスペックは変わってきます。

例えば、比較的軽いeスポーツ系のタイトルがメインなら、ミドルレンジのGPUでも十分快適に遊べる場合があります。

一方で、最新のAAAタイトルを高画質で楽しみたいなら、ハイエンドなGPUが必要になります。

オーバースペックな製品を選んでしまうと、無駄に高価な買い物になってしまいますし、消費電力や発熱も大きくなりがちです。

ご自身のプレイスタイルや予算と照らし合わせて、最適なバランスのスペックを選びましょう。

3. ディスプレイの品質をチェック

ゲーム体験に大きく影響するのがディスプレイの品質です。

以下の点をチェックすると良いでしょう。

  • リフレッシュレート:FPSやレースゲームなど、動きの速いゲームをプレイするなら、120Hz以上の高リフレッシュレート対応モデルがおすすめです。映像が滑らかになり、快適さが格段に向上します。
  • 応答速度:画面の色が切り替わる速さです。これが遅いと残像感が出やすくなるため、ゲーム用途では5ms以下のものが望ましいです。
  • 解像度:フルHD(1920×1080)が一般的ですが、より高精細なWQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)対応モデルもあります。ただし、解像度が高いほどGPUへの負荷も大きくなるので注意が必要です。
  • 色域:sRGBカバー率などが高いと、より豊かで正確な色表現が楽しめます。

4. キーボードの使用感を確かめる

可能であれば、実際に店頭でキーボードの打鍵感や配列を試してみることをおすすめします。

キーストロークの深さ、キーピッチ(キー同士の間隔)、打鍵音、テンキーの有無など、自分の好みに合うか確認しましょう。

長時間のゲームプレイで疲れにくいかどうかも重要なポイントです。

Nキーロールオーバー(複数キー同時押し対応)やアンチゴースト機能の有無も、ゲームによっては重要になってきます。

5. 保証とサポート体制を確認する

高価な買い物ですし、故障時のリスクも考えると、メーカーの保証期間やサポート体制はしっかり確認しておきたいところです。

保証期間は1年が一般的ですが、延長保証サービスを提供しているメーカーもあります。

国内にサポート拠点があるか、修理の際の対応は迅速か、といった点も、事前に調べておくと安心ですよ。

これらのポイントを押さえて、じっくり比較検討すれば、きっと満足のいく一台が見つかるはずです。焦らず、納得いくまで調べてみてくださいね。

中古のゲーミングノートPCはアリ?注意すべき点

「新品は高いから、中古でゲーミングノートPCを探してみようかな…」と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。

確かに、中古品なら比較的安価に手に入る可能性があります。しかし、中古のゲーミングノートPCには特有のリスクも伴いますので、注意が必要です。

  • バッテリーの劣化:ノートPCのバッテリーは消耗品です。中古品の場合、すでにバッテリーがかなり劣化していて、新品時よりも大幅に駆動時間が短くなっている可能性があります。
  • 保証がない、または短い:メーカー保証が切れていたり、販売店独自の保証も短期間だったりすることが多いです。故障した際のリスクが高くなります。
  • 内部のホコリやパーツの消耗:前の所有者の使用状況によっては、内部にホコリが溜まっていたり、冷却ファンなどのパーツが消耗していたりする可能性があります。これが原因で、性能が十分に発揮できなかったり、故障しやすくなっていたりすることも。
  • 隠れた不具合:短時間の動作確認では見つからない不具合が潜んでいる可能性も否定できません。

もし中古品を選ぶ場合は、信頼できる販売店で購入し、保証内容をしっかり確認することが大切です。

フリマアプリや個人売買の場合は、さらに慎重な判断が求められます。可能であれば、動作確認を十分に行い、不明な点は出品者にしっかり質問しましょう。

個人的には、ゲーミングノートPCのような高価で複雑な製品は、できる限り新品で購入し、しっかりとしたメーカー保証を受けることをおすすめしたいです。

【総括】ゲーミングノートPC購入で後悔しないために – やめた方がいい理由の再確認

さて、ここまでゲーミングノートPCについて、いろいろとお話ししてきました。

最後に、なぜゲーミングノートPCの購入を慎重に考えるべきなのか、その理由をもう一度まとめておさらいしましょう。

この記事でお伝えしてきた「やめた方がいい理由」は、主に以下の7点でしたね。

  • 理由1:価格が高すぎる!
    同じ性能ならデスクトップPCの方がずっと安価です。
  • 理由2:排熱問題が深刻!
    性能低下や騒音、本体の熱さが悩みの種です。
  • 理由3:拡張性・修理が絶望的!
    将来的なアップグレードはほぼ不可能で、故障時の修理も高額になりがちです。
  • 理由4:バッテリーが持たない!
    ゲームプレイ時のバッテリー駆動時間は非常に短く、持ち運びの利便性が低いことも。
  • 理由5:画面とキーボードに妥協点が多い
    画面サイズやキーボードの使い心地に満足できない可能性があります。
  • 理由6:意外と重くてかさばる!
    本体とACアダプターを合わせるとかなりの重量になり、気軽に持ち運べるとは言えません。
  • 理由7:トータルコストパフォーマンスが悪い!
    初期費用だけでなく、将来性や利便性を考えると、割高に感じることが多いです。

もちろん、これらのデメリットを理解した上で、それでも「自分にはゲーミングノートPCが必要だ!」という明確な理由があるのなら、購入を止めるものではありません。

その際は、今回お伝えした選び方のコツを参考にして、できるだけ後悔のない一台を選んでいただけたら嬉しいです。

ゲーミングノートPCは、確かに魅力的な製品です。でも、その魅力と引き換えに失うもの、妥協しなければならないものも少なくありません。

購入ボタンを押す前に、もう一度だけ、ご自身のゲームライフにとって本当に最適な選択なのか、じっくりと考えてみてくださいね。

この記事が、あなたの賢いPC選びの一助となれば幸いです。

UTA

会社員。営業職で着実に成果を上げ、年収は本業と副業合わせて1,X00万円。副業は投資とライティング。妻と小学生の娘と3人暮らし。休日は家族サービスと自己研鑽に励む。趣味は映画鑑賞。

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